チック症で薬が効かなくなったときのために覚えておきたいこと!
今回はチック症やトゥレット症候群に悩まされている人で薬が効かなくなった時に覚えておきたいことに
ついて簡単にお話していきたいと思います!
今現在薬物治療に専念されている方もぜひ参考にしてみてくださいね
薬の種類を変えてみる
薬物治療をしている最中にいままで服用して来た薬を飲んでも症状が出て来てしまったり、
どうしても今日だけはなんとしてもチックを止めておきたい!と思うシチュエーションはあるとおもいます。
そんなときに薬が効かなかったらまずいですよね。
そのときは薬の種類を変えてみるのもひとつの手です。
チック症と診断されて1番処方される薬はハロペリドールなんです。
このハロペリドールやリスペリドン(リスパダール) は元々統合失調症に悩まされている人に処方されるものなのですが、
チック患者にも処方されています。
作用は脳内のドーパミンの分量を減らす働きがあるのですが、もしこれを飲んでいて薬が効かなくなったら
ランドセン錠(クロナゼパム)に変えてみるとよいでしょう。
ランドセン錠(クロナゼパム)はドーパミンの分量を減らすのではなくて神経を落ち着かせる効果があります。
つまりさきほどのハロペリドールやリスペリドンとは作用の仕方が異なっているために
いざ薬が効かなくなったとしても効果を実感できる可能性が非常に高いといえるでしょう。
これとは逆で普段からランドセン錠(クロナゼパム)を服用している方はハリペリドールを飲んでみると
効果を感じる可能性が非常に高いのでぜひ参考にしてみてくださいね
そもそも効かないの定義は?
そもそものお話なのですが、「薬が効かない」というその定義はどのようなものなのでしょうか?
薬を飲んでからそれの血中濃度が最大化してから徐々に減退し切れ目を感じるまでに症状が現れないということなのでしょうか?
チック症やトゥレット症候群の場合、薬を飲んでそれが最大化しても症状が無くなることはありません。
というのも薬の役割は症状を「消す」のではなくて「目立たなくする」というのが役割なんです。
なので最初から全くチックが出ないと思っているのであれば、それはあなたの希望と薬の効果がミスマッチをしている可能性があります。
本来の薬の目的は改善ではなくてあくまでも症状を一定の時間だけ軽減させる
ということなんですよね。
身体に耐性ができることはある
いままでは効いていたのにも関わらず最近、効き目がわるいなぁと感じたり、飲んでも全く症状が収まらない・軽減されない
と感じる方もいますよね。
ハロペリドールなどのドーパミンをコントロールする薬やランドセン錠(クロナゼパム)などの神経の興奮を鎮める薬は
その効果を永続的に感じることはできなく、やはり服用していると耐性ができることがおおいんですよね。
というのもずっと薬を飲む人用に開発されたものではないために徐々に分量が増えていき、これ以上は1日に飲むべき量ではない
という分量以上の薬が必要になる場合があります。
身体に耐性ができて、困ってしまった方はチックやトゥレットの症状の根本を克服するようにしましょう!
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