チック症、トゥレット症候群の心理的治療の種類とその実態とは
家族の心配の度合いが強い場合やチック症に対して本人が悩んでいる場合は心理的療法は効果的です。
ではもし治療を受ける時の心がまえなどを今回はお話していきたいと想います。
覚えておきたいのはこれは症状を緩和させるものではない
まず一番最初に覚えておきたいのは心理的治療は症状を緩和させるものでは無いという事です。
チック症、トゥレット症候群に悩まされている不安を取り除くことが目的なので、少しでも症状を緩和させたい!と思っている方は別の克服法をお勧めします。
チックが原因でいじめを体験しないか、また将来的に生活に支障が起こらないか?などの不安や緊張、いらだちといったフラストレーションを鎮めることが目的なのです。
また心理面だけでのアプローチをするだけではなく、しっかりとこの病気に対して理解することや症状に対しての正しい接し方を学ぶことも心理的な治療として分類されます。
支持的心理治療とは
悩んでいる本人や家族に対して適切な克服法を伝え、悩みを抱えている本人が克服できるんだ!という希望をもち、積極的に治すことも取り組みに支える心理治療法です。
治療を行う人は本人や家族の希望を聞きつつ、適切な解決策を提示することが求められます。
遊戯治療とは
いまどんなことを考えているのか?という心の部分を遊びを通して心の状態を知り、その心や気持ちに合わせて解決策を実行する治療法です。
遊戯治療の対象者は12歳以下であり、小さい子供たちに有効な治療法だと言えますね。
箱庭療法とは
箱庭療法とは、ある程度の大きさがある箱を用意してそこにおもちゃや砂を置きます。
本人がその箱庭をどのようにアレンジしていくのか?そこで表される心理状態はどういったものなのか?を箱庭を通して知ることができるのが特徴です。
これもチック症で悩まされている本人の心の状態を知るに重きを置いた治療法だと言えますね.
その他の療法
本人とカウンセラーとのやり取りをすることで心理的に気分を楽にさせるカウンセリングや
チック症がでたときにどのようにそれを捉えていくべきかという認知の仕方をかえる認知行動療法などもありますね。
- 支持的心理治療
- 遊戯治療
- 箱庭療法
- その他の療法
これらの治療法に共通しているのは冒頭でもお話したように、チックで悩まされている本人のメンタルをサポートするか、不安や治さないといけないというプレッシャーを軽くしてあげるかがポイントとなっています。
本人、家族が連携してこの病気と向き合うことができるのか?をサポートするのが心理的治療だといえるでしょう。
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