トゥレット症候群がもたらす行動的な問題は複数ありますが・・・
トゥレット症候群は学習障害や強迫性障害を引き起こすことがあるのですが
加えて他にも病名はついていないのですが、この病気に悩まされることで問題が生じてしまうことが多いです。
では具体的にどのような問題が生じ易いのかお話していきたいと思います
厄介な行動の数々
- 攻撃性
- 非社会性
- 自傷
- 不適切な性的な行動
- うつ
- 不眠・不安
などがあります。これらのものはトゥレットが直接影響を与えているのか?またトゥレットの症状のひとつなのか?はまだ具体的にはわかっていません。
これらは別にトゥレット症候群になっていないとしても起こりうるものなので非常に計測しにくいんですよね。
ただトゥレット症候群の症状が激しければ激しいほどこれらの厄介な行動に悩まされることがあるのですよね。
年を取るほどこれらの行動は多くなる
また覚えておきたいのはトゥレット症候群に掛かっている人が年を重ねれば重ねるほどこれらの問題在る行動をとりやすくなっているということです。
強迫性障害、他者への攻撃性、異常行動、ひきこもりや体調が悪い等は6ー11歳と比べてあきらかに12−16歳の群に多く見られることが調査によってわかっています。
いわゆる青年期になると自我が芽生えたり精神的に不安定になることがおおくなるのでそれが少なからず影響を与えるということなのかもしれませんが、その数は青年期になると多くなるので注意しておきましょう。
とくにチック症が長引いている子どもやなかなか学校でも普通の生活を送ることができなくて学業にも生活にも支障が生じている場合はその問題な行動に親自身が動揺したりパニックにならないように注意してくださいね。
この年頃になるとこのようなことが起こるんだ!と事前に覚えておくといざというときに冷静に対応することができるはずです。
叱るべきときは叱ること
子供が不安定な考え方をしたり、不適切な行動をしたら一貫して子供を注意したり叱ることは教育上大切なのです。
なんで自分の子だけチックが治らないんだろうか?
と悩んだり罪の意識を感じ、それゆえに子供に甘く接したり、もう自分たちでは子供をコントロールすることができないかもしれない・・・
と諦めてしまっては絶対に子供の将来のためにも良くないんですよね。
一貫した冷静な態度は大切ですし、こどもは大人が困っている姿を見るだけで優越感を感じることがしばしばあります。
大人や親を困らせたい!と思い、問題だと自分で自覚していることもついついやってしまうのですよね。
これはあなたが子供の頃を思い出してみると良くわかるとおもいます。
なので諦めてはいけません。
自分の子供が人の顔に唾を吐いてしまうという症状があるとします。本人はそれをいけないことだと思っていたとしても
親がその都度注意しない限りにはよくなりませんし、次第に罪の意識が無くなって行く危険性があるのです。
いけないことはいけない。良いことは良い。
その境界線はしっかりと引くことが大切ですよね。
チックが重症化していくと
さきほどトゥレット症候群の症状が酷ければ酷いほど問題ある行動が増えて行くことをお伝えしましたが、
チックにも同じことがいえます。
(チックとトゥレット症候群の違いは別の記事でお伝えしているのでそちらを参考にしてくださいね)
- 怒りの爆発
- 依存や中毒症状
- 多動性障害
- 不分障害
チックが軽症の子供と重症化している子供では重症化している子供の方がこれらのチェック項目に該当していることが多く、
なんと60%以上も強迫性障害に悩まされていることが調査の結果わかったのです。
- 強迫性
- 多動症
- 不安
- 行動障害
- うつ
- 躁鬱
- 攻撃性
- 露出
- 吃音
- 睡眠障害(不眠・過眠)
- アルコール中毒
- セッ◯ス依存症
これらの症状との関係性も深いので十分に注意していきましょう。
いままさにチック。トゥレットに悩んでいる子供や成人の方もなるべく早く適切な対処をして克服されることを強くオススメされて頂きます
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