家庭内で叱ったりすることはチック症を重症化させるおそれがあります!
チック症を叱ったり、罰したり、怒鳴ったりすることは症状を改善させることはなく、むしろ悪影響を及ぼしかねません。
これは本当に注意するべき点の1つだといえます。
実際に、悲しいことに私は小さいころから、チック症に悩まされ、それが悪化しトゥレット症候群へと変化し言葉では表現できないほど辛く、暗い思いをしてきた過去があるのです。
親には大切にしてもらった記憶しかありませんしもちろん恨みとはないのですが、重症化してしまったのは
子供のころにチックを注意されすぎていたのではないか?と考えることもしばしばあったというのは本当のことです。
なので叱ったり、罰したりしないように心がけてみてくださいね。さもないと症状が成人に成っても改善しませんし
生きる事に苦しむ思いを子供にさせてしまいますよ。
自分は駄目なやつなんだと植え付けてしまう・・・
チック症は別にわざとやっているわけではありません。
確かに意識的にやることもありますが、それを意識的にやらないと気持ち悪さやむずむず感を感じるようになってしまうので意識的だとしてもそれを避けることができません。
- いいかげんにしなさい
- やめなさい
- 我慢しさない
- 根性が足りないから症状が出てくるんだ
- 人に変な風に思われてもいいの?
このような言葉を子供投げかけていませんか?
このようなマイナスの言葉は子供の心の少しずつ蓄積されていき自尊心を高めることはできずに、いつも後ろめたく思っている・または自信が持てなく活動的になりにくい。
性格に愛すべき子供をそのようにしてしまうのです。
例えば、ジャンプをしてしまう子供に対して、「ぴょんぴょんはねないで!」と肩をぎゅっと抑え付けたりしていませんか?
そんなことをやっても症状は改善しませんし、本人に心の負担を増やすだけだといえるでしょう。
これも個性のひとつと思うことが大事
大切なことはこれも個性の一つだと親自身も思うことなのです。
チック症はわざとやっているものではないので、悪い事だという意識を子供に与えないことが大事です。
チック症のことでは怒らずに、他の場面で悪いことをしたらそれはまた別の問題なので、叱るべきときは叱るようにしてくださいね。
子供は親の感情に敏感な生き物なので、叱られたことにより緊張や不安を感じチック症の症状が少し悪化することもありますが、それは一時的なものだといえるでしょう。
ここでのポイントは親が叱るべきところを明確にすることです。
同じことをしたときに叱るときと叱らないときと判断が明確ではないと親の矛盾した態度に不信感をもち、成長したときにも善と悪の基準が不明確になりかねないので十分に注意してください
自尊心を大切にするためには?
- チック症やトゥレット症候群に対して理解する
- そしてそれを受け入れ、個性だと捉える
- 子供の存在自体を認める
- そして子供が自分では気がついていない点を積極的に褒める
このようなプロセス(道筋)を辿ることで、すくすくと成長し、チック症のことなんて忘れてるようになるはずです。
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